超!脱獄歌劇ナンバカ

行ってきた通称ナンゲキ。この呼び方、アンケートで決まったものです。候補の一つにナンバ歌劇っていうのがあって、なんば花月みたいでいいなと思って投票したけど選ばれなかった。そんなナンゲキ楽しかったです。

ナンバカ、超ざっくり説明すると刑務所のお話。脱獄が趣味のジューゴと同じ13舎13房の仲間であるウノ、ニコ、ロック。そしてそれを取り巻く看守や囚人達のお話。ざっくりすぎるな。ベースはギャグなんだけどそれぞれの過去や思惑がシリアスパートとして描かれていて、舞台ではジューゴとジューゴに枷をつけた首に傷のある男の因縁が軸になっている。

川尻さんの作品は青春鉄道初恋モンスターしか知らなかったけど、どちらも楽しかったので安心して観に行けた。青春はそもそもどうやって舞台にするのかなと思っていたらコント的演出でなるほどなあと思ったし、初恋モンスターの影絵(いや紙人形?)でキスシーンの演出にはマジか!と衝撃を受けたり。まだ中学生のこころちゃんへの配慮だ!w
正直客席参加型演出ってそんなに得意でもないんだけど、舞台上にいるキャラにイーケーメン!イーケーメン!とイケメンコールするなど…なかなかなできない経験をしたw

あとやけにインパクトあったのがウパという気の力で戦う中華キャラ。人形だった。人形が黒子に操られて筋トレしたりじゃんけんしたりしていた。私今ヤバイ現場にいるな!?と愕然としながらも目が離せなかった。声はアニメの声優さんがしているのに見た目が手足ブラブラの人形でギャップがすごい。動かすのに上半身担当と下半身担当で二人がかりw
いや熱心なキャラのファンからしたら笑えねーよ!ショタ用意しろ!って感じなんだろうけどさあ。でもおもしろかった…抗えない…。

セットが三階建てで、久々に高さのあるセット見た。ほら、テニミュだと建物ってそんなに必要ないから。一見普通の建物なんだけど、真ん中からパカッと別れて開く、リバーシブル構造。で、内側と外側を上手いこと交互に使うんですよ。一部隠す時にブラインドをおろすんだけど部屋(っていうか監獄)だからそんなに違和感ない。場転がスマートでした。

歌劇っていうくらいだからもちろん歌もあるのだけど楽曲良かったです。
特に13舎13房メンバーの紹介ソングと九十九のソロ(贔屓)と犬のソロが好きだった。この三曲は今すぐ口ずさめるくらいに好き。
13舎13房紹介ソングが同じメロディで、キャラの人数分見せ場→歌を繰り返すから、初見はちょっとくどいかな?と思ったんだけど二回目からは全く気にならなかった。なんだろう、慣れ?いや普通に曲が好きだったからかもしれない。インストカッコイイ。ロックだ。
そういえば全員で歌う曲がなかった。一曲くらいあっても良かったかも。

それからむかし好きだったけど5億年くらい観てないわ~って人にこそ見てほしいなと思ったのが大輔のほうの内海氏です。ドリライ2014以来に観たんだけど、なんかね~良いんですよ歌。また曲が、J-POPの遺伝子強めで懐かしさを感じる良曲。まあ、抽象的な言い方で申し訳ないけどw板の上において役者って平等なのだ。

この作品、かなり1st2ndのミュキャスがいて、やっぱりその辺の人達は空気感が違う。技術的にはもちろん個人差あるけどそれだけの問題だけじゃなく、ここまでやってきたんだという底力…いやむしろ意地?が見えるというか。
気づけば2ndのキャストだってもう卒業して三年は経ってるんだからなあ。テニミュにいる時期が新人なら三年間経てば新人も卒業ってところだし。形はそれぞれだろうけどみんな培ってきたものがあるんだよなあとしみじみ思いました。
私はテニミュ以外の舞台は観れる時に観たいものを観るってスタイルなので、偶然卒業以来観ていなかったミュキャスにかち合うと、大抵なんか良いもの見たな~と思える。
久々に観たキャストをそんな風に思えることって、今テニスに出てる子達の希望であり救いであるからやっぱり先輩は偉大だ。
30日夜21時から(もうすぐだ!)のニコ生と10月頭のスカパーでやるようなので観れる人は是非。

え?啓貴くん演じる九十九きゅん?かわいかったけど?(この世の常識のような顔)
九十九超おバカでした。舞台化発表記念で読めるようになっていた70話までの流れしか拾えてないけど、原作ではわりと早い段階で九十九のエピソードがある。でも舞台では一切そこには触れてない…ので初登場時のおバカな感じがほぼほぼ続くのですね。
ただ、九十九のソロ曲ラストのフレーズが『Like a SHINOBI』なのが。この直前の詞を覚えてないから捉え方を間違ってたらすみませんなんだけど、Like a~って時点で忍びであることを否定してるよな!? いや、本当はそうだから間違ってないんだけど、舞台では描かれてないからどういう意図なんだろ?っていう。あ~ここの流れ詳しくみたいからやっぱり私も配信見よう。ともかくこのフレーズ歌う九十九の声の伸びがすごい良かった。
原作のネタバレすると、九十九は忍びの里生まれだけど俳優として育てられてる。だから見た目は忍者なのに囚人の中で唯一ポンコツで戦えない…笑 だって忍びの里で生まれた普通の人だから…。
みんなで傷の男をおいかけるシーンではなぜかウパ人形に二の腕あたりゴリゴリに蹴られてたw
原作では途中から五代と鍛練してたりジューゴをかばうシーンもあったので今は強くなっているのだろうか(これは70話までで得た情報です)

啓貴くん、テニミュの時から音取れて歌えてるし(ミュージカルだから当然と言われるとそうだけど笑)転調にも対応できてるし良いんですよ。だからプラスで舞台的に栄えるような歌い方とか発声ができたら強いよなと思っている。でもさ~今は今にしかない魅力があって、多分数年後にふとこの舞台の事を思い出したりするんだろうからさ、すごい職業だよ俳優って!
いや~本当ね~かわいさMAX。良いものを見た。だってさ~自分の好きな若手俳優が「ポッケに入れて洗濯しちゃったでござる~」とか「拙者のまきびし一個50円」とか言ってる世界がここにあるんだぞ!?「拙者の完璧な身代わりの術と言ったがあれは嘘でござる☆」とテヘペロする宇宙がそこにあるんだぞ!?
あ、あとギャグセンス高い諸先輩方と一緒に考えたのか自分で考えたのか現段階ではわからないけど、ジューゴと脱出する時の日替わりネタが最高でした。九十九くん、ジューゴに毎回鮮やかな飛び蹴りくらってたけどアザくらいはできてそうだ。

まーたぐだぐだ書いてしまった。
ともかく今回で私のラストブルーシアターだったから、鳥居坂~!と念をこめながら激坂登った。
土曜の帰りに見た東京タワーが青くて、どうしたんだろうと思っていたらスマステーション最終回仕様だったらしい。以上!